2011年1月30日日曜日

米国株式市場は上昇、相次ぐ好決算がギリシャ懸念の影響相殺

 [ニューヨーク 22日 ロイター] 22日の米株式相場は上昇。スターバックスBUX.O>をはじめ堅調な四半期決算が相次いで発表されたことで、ギリシャの債務問題をめぐる懸念の影響が相殺され、相場は終盤にかけて上伸した。
 第1?四半期決算は、予想を上回る企業の比率が過去最高となる見通し。トムソン?ロイターによると、現時点で発表を終えたS&P500企業98社のうち市場予想を上回った企業は85%で、四半期決算の標準である61%を大きく超えている。
 スターバックスやサンディスク<SNDK>の決算が予想を上回り、消費者支出の回復を裏付けた。スターバックスは7.3%、サンディスクは12.3%、それぞれ急伸。ハーシー<HSY>も利益がほぼ倍増したことを好感して7.2%上昇した。
 S&P一般消費財指数は1.7%高、S&P小売指数は2.1%高。 
 ダウ工業株30種は9.37ドル(0.08%)高の1万1134.29ドル。
 ナスダック総合指数は14.46ポイント(0.58%)高の2519.07。
 S&P総合500種は2.73ポイント(0.23%)高の1208.67。 
 新規失業保険週間申請件数(季節調整済み)が前週から減少し、雇用市場の一段の安定化が示されたことも地合いを押し上げ、景気回復への楽観的な見方を支援。大型製造業株に買いが入り、ボーイング<BA>は2%上昇した。
 ハイテク株ではアップル<AAPL>が2.8%高で、終値での最高値を更新した。
 市場筋によると、オバマ大統領が金融規制改革に関する演説で新たな規制案を示さなかったことに投資家は安ど感を示した。
 全米リアルター協会(NAR)が発表した3月の中古住宅販売は、住宅税控除措置の終了を控えた駆け込み需要で前月比6.8%増加。ダウ住宅建設株指数は4.4%高となった。
 この日はギリシャの財政問題をめぐる根強い懸念を背景にS&P500が約1%下げる場面もあった。ムーディーズ?インベスターズ?サービスがギリシャのソブリン格付けを引き下げたことを受け、欧州諸国の債務問題が世界経済回復の妨げとなる可能性があるとの懸念が高まった。

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引用元:SEOブロゴ | 船橋市

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